アサの文卓

ノンジャンルで1記事1テーマについて、私の考えや感じたことを綴っていければと思います。

電車

こんばんは。アサです。

 

今日は朝からお出かけ。

最寄り駅まで歩きで15分。

最近、駅の駐輪場を解約したので、良い運動だと思って歩いています。

 

天気は曇りでどんよりとした空気。

昨日の雨のせいで湿気も多い。

だが、花粉に悩まされないのは実に嬉しい。

 

そして電車に乗り、目的地まで向かう。

特にすることもないので、窓の外を見ていると、

桜の木がたくさん目の前に飛び込んできた。

 

あぁ、春だなぁ。

綺麗なピンク色だなぁ。

 

テレビニュースで開花したとは知っていたものの、

ここ1週間、家から出ても近場だったりで、

特に見に行く機会もなかったので、

今日はこの桜を見れただけでも有意義な1日だと思った。

来年は余裕がある生活を送っていたら、花見でも行きたいなぁ~

なんて考えたりしていた。

 

ふと、目の前に並んで座っている、

おばあちゃんと男の子(たぶんお孫さんかな)が目に入った。

次の瞬間、男の子から目が離せなくなった。

 

恐らく小学生くらいのその男の子。

端正な顔立ちで、目はぱっちり二重で、鼻筋が通っていて、

そして無邪気でかつ可愛い笑顔。

この子は絶対将来イケメン男子となるであろう!笑

 

男の子はおばあちゃんとしりとりをしているようで、

なんとも微笑ましい光景だ。

もうずっと見ていたい。

そのしりとりに加えてほしいとさえ思った。

でもそこは、見ているだけにしておいた(笑)

 

通勤で電車を利用していた頃は、

携帯画面ばかり見ていて、車内、ましてや窓の外を見ることはなかった。

それだけ、毎日の仕事環境に嫌気をさしていたし、飽き飽きしていた。

 

でも立ち止まって周りを見てみると、

自分が今まで見えてなかったものは沢山あるんだなと思った。

 

実を言うと会社を辞めてしまったことを後悔していた時期もあった。

転職活動してもパっといかず、自分は何がしたいのか、

わからなくなって、下を向いて、自分は一人なんだ・・・と。

 

そんな時、周りの人たちから、

「焦らなくていいよ」「自分のペースで」「タイミングがあるんだよ」

などと、温かい声を掛けていただいた。

本当に嬉しかったし、そうなんだと思いたい自分がそこにはいた。

 

だが、不採用通知をもらうたびに、また下を向いてしまい、

そう簡単に都合よく思うのは難しいなぁって。

 

でも下を向く度に思うのが、

下を向いていても何も始まらない。ということです。

下を見ても自分の足元しか見えない。そりゃあ、楽しくもない。

前を向いて、上を見上げる余裕をもって生活していると、

明るい気持ちになれるし、何かしら発見もある。

そのことに最近気づかされた。

 

そんなことを考えていると、

最寄り駅に着いたという車内アナウンスが。

ふと上を見ると、そこには、

星野源 待望の最新エッセイ『いのちの車窓から』」

の中吊り広告が!

 

ほら、いい発見があった♪

私は明るい気分で電車を後にした。

 

アサ